今回は、芥見下々さんの漫画「呪術廻戦」に出てくる主人公「虎杖悠二」についての分析をしてみたので、紹介していこうと思います。
ポスト鬼滅の刃といわれているのが、呪術廻戦です。すでに累計発行部数が2,500万部を突破し、鬼滅の刃よりも速いペースで増えてきています。
呪術廻戦のアニメも渋谷事変に突入し、これからの展開が面白くなるところですね。呪術廻戦は呪術師と人の負の感情から生まれる呪霊との戦いの内容です。
マンガを分析していると主人公の虎杖悠二は現代の中高生を代表しているということを感じました。いったいどういうことなのかを解説していきます。
巻き込まれた虎杖悠二
マンガには呪術師と呪霊との戦いが描かれていますが、虎杖悠二は一般人でした。今では呪術師となっています。
きっかけは、両面宿儺の指を飲み込んだことです。
飲み込んだ直後は、両面宿儺に体を乗っ取られましたが、耐性があったのか、すぐに体の主導権を取り戻しました。
特級呪霊を体に取り込んだことで、呪術師として呪術高専東京校に通うこととなります。
まさに両面宿儺の指に振り回されてしまったのが、虎杖悠二です。
両面宿儺の指はどうしようもない世界
両面宿儺の指は何を表しているのでしょうか?それは、現代の日本、どうしようもない世界のことではないでしょうか?
一旦飲み込んで体に定着してしまったものは取り出せない。嫌だと思っていても、その現実を受け止めなければ前に進まない。
まさに、現在の日本で生活している中学生、高校生のようだと感じました。
何も進まない、何も変わらない、かえって悪くなっていく、大人の都合で急に変わってしまうというどうしようもない世界にいる。
すでに呪術師となっている伏黒や釘崎、五条悟は自分のできることを悟り、どうしようもない世界を変えるために力をふるっています。
その世界の中でどのように受け止めて、どのように進んでいこうとしているのかを描いているので、人気があるのではないでしょうか?
様々な苦難を受け止め成長していく
虎杖悠二の性格としては、すんなり受け入れて行動に移すということで、どんどんと成長していますね。虎杖悠二には今までどんな苦難があったのでしょうか?
・呪術高専から暗殺されそうになる
・一度死ぬ
・両面宿儺に体を乗っ取られて、好き放題やられる
上げたらきりがないほど、不幸というかいろいろな苦難が降りかかっています。それも両面宿儺の指を飲み込んだということが理由で。
それでも、苦難を受け止め成長していこうという姿に共感している人が多いのではないでしょうか。
現代の中学生、高校生がモデル
マンガでは、呪術師と呪霊との戦いが描かれていますが、まさにこれは現代社会との戦いが描かれているのと同じという印象を持ちました。
そして、主人公は高校生の虎杖悠二なので、現代社会の中学生、高校生の思いを反映していると思われます。
変えたくても買えることができない現代社会に対して、どのように対抗していこうとしているのか。巻き込まれたのに、それに対して恨みもせずに立ち向かう姿がみんなを引き付けているように思います。
まとめ
今回は、虎杖悠二の正体について考察、分析をしていきました。読み込んでいけばいくほど、それぞれのキャラクタに魅力があるので、とても面白いですね。
呪術廻戦にはいろいろなキャラクタが出てくるので、伏黒恵や釘崎野薔薇、五条悟についても分析してみようと思います。
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