2月28日より全国のみずほ銀行のATMで障害が発生していました。28日の朝からATMにキャッシュカードが吸い込まれて出金できないということが寄せられ、銀行員が対応に追われていました。
3月1日の午前7時から使えるようになるそうで、一安心ですね。調べていくとみずほ銀行の勘定系システム「MINORI」に原因があったことが判明しました。いったいどこに原因があったのでしょうか?
全国のATMの約半分に障害が発生
2月28日にみずほ銀行で障害が起こったのは全国の5395台のうち、約半分の2956台が利用できない状況になりました。
昨日は確率2分の1以上でアウト(-∀-)。
〉みずほ銀行では、28日午前、システムに障害が発生し、28日夜7時半過ぎの時点で、全国各地に設置している5395台のATMのうち、半分以上の2956台が利用できない状態に
【みずほ銀行 ATMシステム障害 復旧作業終わり通常どおり稼働へ】 https://t.co/FBFEOLRftn
— イナゾウ中佐(strange Fake) (@MflTfcO_UF) February 28, 2021
みずほ銀行のシステム障害はMINORIだった
みずほ銀行の勘定システムMINORIは2011年6月から開発が始まり、丸8年かかり、2019年7月から本格稼働を開始しました。
なんと1000社の開発ベンダーが参加した大規模プロジェクトだったのですが、開始当初から様々な障害が発生して、そのたびに対応に追われていました。
今回のATMの障害の原因になったのも、勘定系システムMINORIによる不具合が原因だったということです。
どんなことだったのでしょうか?
うるう年に対応できていなかった?
一部の情報だとシステムがうるう年ではない2月のスケジュールに対応できていなかったからでは?ということが言われています。
うるう年でない2月末の月末処理でバグった、のだろうという推測には納得するところ。
(19年夏稼働なので、うるう年じゃない2末は初
→みずほ銀行ATM2900台に障害 ネットも一部取引停止に: 日本経済新聞 https://t.co/dXqd0b1Eix— HS1022 (@HS1022) February 28, 2021
たしかに、2019年7月から稼働した場合、2020年2月はうるう年で2月29日まである年でした。そして、2021年2月はうるう年ではない。
あらかじめ、うるう年ではないことを判定するシステムを入れなかった可能性は高いですね。
これは開発あるあるです。おそらく、1000社のベンダーのうちのどこかが支持を受けて開発しただけで、うるう年ではない対応を入れなかったのではないかと思います。
みずほ銀行のATM大規模障害
なぜ、今のタイミングで
システムをいじって
エラー出してしまったのでしょうかねぇ
フッフッフwww— 半蔵門インテリジェンス総研 (@EA_souken) February 28, 2021
みずほ銀行のATMは1台ずつ復旧が必要
勘定系システムで原因が特定され、システムの復旧はできたもののATMを再起動するためには、1台ずつ対応するしかない状況だったようです。
ただ、ATMを使える状態にするには1台ごとに再起動をする必要があり、復旧にはまだ時間がかかるということです。みずほ銀⾏は、過去に2度⼤規模なシステム障害を起こしています。https://t.co/e6OuRmyCRc
— Makoto Shibata (@bonaponta) February 28, 2021
「真心込めて1台ずつ丁寧に復旧しています」と書こうと思ったら、本当に手作業なのかよ…/みずほ銀行のATM障害復旧 行員ら再立ち上げに店舗回る:東京新聞 TOKYO Web https://t.co/wlsVgWFo8h
— つぼっく (@tsuvoc) February 28, 2021
みずほ銀行によりせっかくの日曜を潰された人たくさんいそう。
みずほのATM使おうとしたら、犠牲となった先客が壊れて使えないと教えてくれた。
その1台だけかと思いTwitter開いたら大惨事だった。— しもたく@SOS団八王子支部 (@shimotaku_SOS) February 28, 2021
おそらく、各みずほ銀行の行員がATMに出向いて対応せざるを得ないということで、大変な作業ですね。
まとめ
3月1日からみずほ銀行のATMは使えるようですが、なかなか勇気が出ないものですね。これを機会に現金から電子マネーに移行する人も増えてきそうです。ただ、日本社会が現金社会なので、電子マネーの普及には程遠いですね。
今後もみずほ銀行に障害がでないことをMINORIに祈るばかりです。
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