4トントラックを売りたいけど、どれくらいで買い取ってもらえるのか、事故車だけど買い取ってもらえるのか、などいろいろと気になることがあると思います。
今回は、4tトラックの買取相場について詳しく解説し、4tトラックを売却する際に適正な価格で売却するための方法を解説します。
この記事では、4tトラックの定義や特徴、買取相場に影響を与える要因、買取相場の調べ方、実例などについて解説します。
買取業者を探している方はこちらの記事を参考にしてください。
4トントラックの種類は何がある?
すでに知っていることだと思います。
4トントラックは、最大積載量が4トン以下の車種であり、一般的には中型トラックに分類されます。国内メーカーでは日産、三菱ふそう、いすゞ自動車、日野自動車などが4tトラックを製造しています。また、海外メーカーのトラックも輸入されています。
4トントラックは、配送業者や建設業者をはじめ、様々な業種で使用されています。特に建設業界では、資材や重機の輸送に欠かせない車種として重宝されています。また、小回りが利くため市街地での配送や作業現場へのアクセスにも適しているとされています。
4トントラックの買取相場に影響を与える5つの要因
4トントラックを売却する上で影響する要因は次の5つあります。
- 走行距離
- 車種・年式
- 車体の状態
- オプション装備
- その他の要因
それぞれどのような影響があるのかを解説していきます。
走行距離
走行距離が増えるごとに、価格がどれだけ下がるかは車種や状態などによって異なりますが、一般的には1万キロメートルごとに数万円程度下がることがあります。
例えば、10万キロメートル走行している4tトラックと、5万キロメートル走行している同じ車種の4tトラックでは、前者の方が数十万円安くなる場合があります。
ただし、走行距離が多いというだけでなく、車両の状態が良好であれば、それほど大きな価格差は生じません。
つまり、走行距離だけではなく、車両の状態も考慮して査定されるため、車両の状態が良い場合は走行距離が多くても高価格で買い取ってもらえる可能性があります。
車種・年式
具体的な基準としては、車種については、需要が高い人気車種や商用車といった需要がある車種は、比較的高い相場価格がつく傾向にあります。
人気の車種は以下の5つです。
- 日野 プロフィア
- いすゞ エルフ
- 三菱ふそう キャンター
- 日産 ディーゼル クオン
- トヨタ ダイナ
また、新車が出たことで中古車市場に出回る台数が増え、旧型車種の相場が下がることもあります。
年式については、車両の年数が古くなるほど、車両の状態が悪化する可能性が高くなります。
そのため、一般的には年式が新しい方が高価格で買い取ってもらえる傾向にあります。
また、国の自動車排出ガス規制が厳しくなるごとに、新しい年式の車両の需要が高まることがあるため、需要と供給のバランスも相場価格に影響を与えます。
ただし、車種や年式だけではなく、車両の状態や走行距離も重要な要素です。たとえ人気車種であっても、車両の状態が悪ければ相場価格は下がるため、総合的に査定されます。
車体の状態
具体的には、車体に深い傷やへこみがある場合、修理や塗装が必要になります。
また、錆が発生している場合には、鉄部分の交換や処理が必要となります。
これらの作業にはコストがかかるため、車体の状態が悪い場合は相場価格が下がる傾向があります。
さらに、事故歴がある車両は相場価格が下がる可能性が高くなります。
事故を起こしたことで車両の性能が低下している場合があるため、買取業者はリスクを考慮して価格を下げることがあります。
一方で、車両の状態が良い場合には、相場価格が上がる傾向があります。
車両の状態が良ければ、中古車市場でも需要が高く、高い価格で売却できる可能性があります。
したがって、車両を長く大切に使い、定期的なメンテナンスを行うことが大切です。
オプション装備
一方、オプション装備が少ない場合や必要とされない装備が付いている場合には、相場価格が下がることがあります。
特に、使用目的や運行地域によって求められる装備が異なるため、買取業者はそれらを考慮して査定額を決定します。
また、最近の4tトラックには、安全性や燃費性能を向上させる装備が多く搭載されています。
例えば、ブレーキアシストやレーンキープアシストなどの安全装備、エコ運転を支援するエコドライブモニターなどの燃費向上装備があげられます。
これらの装備が搭載されている場合には、相場価格が上がる可能性が高くなります。
ただし、オプション装備が付いているからといって必ずしも高い査定額になるとは限りません。
装備自体が機能していなかったり、故障している場合は、相場価格が下がることがあります。
その他の要因
その他の要因としては、地域や季節によって需要や買取相場が異なることが挙げられます。
また、買取業者によっても買取方針が異なるため、業者によっては特定の車種や年式に力を入れて買取を行っていることがあります。
そのため、複数の業者から査定を受けることで、より高い買取価格を得ることができます。
車両の状態によっては修理費用がかかることがありますが、修理してから買取に出すことで、より高い買取価格を得ることができる場合があります。
4トントラックの買取相場の調べ方
4トントラックの買取相場を調べる方法には、3つあります。
- 車買取業者に見積もりを依頼
- インターネットの一括査定サイトを利用
- 自動車オークションでの取引相場を調べる
それぞれのメリットやデメリットを解説しながら、適切な方法を選ぶためのポイントを紹介します。
車買取業者に見積もりを依頼するメリット・デメリット
メリット:車買取業者が直接現車を見て査定するため、車両の状態を正確に評価してもらえます。また、査定額が即日でわかるため、スピーディーに取引を進めることができます。
デメリット:複数の業者から見積もりを取る必要があり、それぞれの業者の評価基準が異なるため、査定額に大きな差が生じることがあります。また、時間や手間がかかる場合があります。
インターネットの一括査定サイトを利用するメリット・デメリット
メリット:一度の入力で複数の業者に査定依頼ができ、査定額を比較しやすく、高値での売却が期待できます。また、簡単に申し込めるため、手軽に利用できます。
デメリット:現車を見て査定するわけではなく、写真や車両情報などを基に査定額を出すため、正確な査定額が得られない場合があります。また、一部のサイトは業者に個人情報を提供するため、営業電話やメールがしつこく来ることがあります。
自動車オークションでの取引相場を調べるメリット・デメリット
メリット:市場の実際の相場を知ることができるため、相場価格を把握しやすく、適正価格での売却が期待できます。また、オークションでの買取価格が高いため、高値での売却が期待できます。
デメリット:自動車オークションでの取引は、一般の買取業者よりも手数料が高いため、相場価格が高くなる反面、手取りの金額が低くなる場合があります。また、オークションに出品するための手間や費用がかかる場合があります。
4トントラックの買取相場の実例紹介
4トントラックの買取相場について、実際に4トントラックを買取に出した際の相場の実例を紹介します。
4トントラックの買取相場について、以下に具体的な実例を挙げます。
例1:日野レンジャー 走行距離15万km
車体に少し傷がある この車種・状態の4トントラックは、車体に少し傷があるものの、比較的走行距離が少なく、相場的には需要がある車種です。この場合、買取価格は約250万円程度が相場となります。
例2:いすゞエルフ 走行距離30万km
車体に大きな傷と錆がある この車種・状態の4トントラックは、走行距離が長く車体の状態があまり良くないため、需要が低く買取価格は下がります。この場合、買取価格は約80万円程度が相場となります。
例3:三菱ふそうファイター 走行距離10万km
車体には特に問題がない この車種・状態の4トントラックは、走行距離が比較的少なく、車体の状態が良好であるため、需要が高く買取価格は高めとなります。この場合、買取価格は約350万円程度が相場となります。
以上のように、走行距離や車体の状態によって買取価格が変動します。買取相場を調べる際には、自分の車の状態と比較して適正な買取価格を見積もってもらうことが重要です。
まとめ
確かに、4トントラックの買取相場は多くの要因によって影響を受けます。年式や車種、走行距離、車体の状態、オプション装備、地域や季節、買取業者の方針など、さまざまな要因が相場価格に影響します。そのため、売却する際には、複数の方法を利用して買取相場を調べ、適正な価格で売却することが大切です。
具体的には、車買取業者に見積もりを依頼する方法、インターネットの一括査定サイトを利用する方法、自動車オークションでの取引相場を調べる方法などがあります。それぞれのメリットやデメリットを把握し、自分に合った方法を選ぶことが重要です。
また、買取相場に関しては、過去に4トントラックを売却した人たちの実例を調べることも役立ちます。具体的な走行距離や車体の状態、買取価格などを比較検討し、自分の4トントラックの買取価格の目安とすることもできます。
以上のように、4トントラックを売却する際には、複数の方法を利用して買取相場を調べ、自分の車の状態や需要などを考慮して適正な価格で売却することが大切です。
買取業者を探している方はこちらの記事を参考にしてください。