6月に入ってから急に暑くなりましたね。今年はエアコンを設定する家庭が増えているため、
エアコン業者は、てんてこ舞いだそうです。
仕事が入ることは嬉しいことですが、多すぎてさばききれないとか。
でも、中にはクーラーを設置できない部屋があるところもありますよね。そんなときはスポットクーラーがおすすめです。
小型で移動ができて、すぐに冷やせるので、とても便利です。
おすすめの持ち運びができるスポットクーラー7つを紹介します。
おすすめの持ち運びができるスポットクーラー7選の比較
紹介するおすすめのスポットクーラー7選はこちらです
商品名 | サイズ(cm) | 重量 | 冷房能力 | 冷房機能 | 排水方式 | 騒音レベル |
---|---|---|---|---|---|---|
トヨトミ スポットエアコン | 幅31.5×奥行き39.5×高さ77 | 約24kg | 2.0kW(50Hz)、2.2kW(60Hz) | 冷風、送風、除湿 | ノンドレン | 前方52dB、後方55dB |
プロイル スポットクーラー 廃熱ダクト付き | 幅39×奥行43×高さ81 | 約37kg | 2.2kW(50Hz)、2.5kW(60Hz) | 冷風・送風 | ドレンタンク5L | 不明 |
ナカトミ(NAKATOMI) 移動式エアコン | 幅37×奥行34.5×高さ70.5cm | 22kg | 2.0kW(50Hz)、2.3hW(60Hz) | 冷房・除湿・送風 | ノンドレン | 55、57dB |
CORONA(コロナ) 冷風・衣類乾燥除湿機 「どこでもクーラー」 | 幅25×奥行38.6×高さ60cm | 13.5kg | 記載なし | 冷風・除湿・洗濯乾燥 | ドレンタンク5.8L | 衣類乾燥時=48/48dB、除湿時=42/42dB |
タンスのゲン スポットエアコン 0.8kW | 幅37.5×奥行28×高さ50.5 | 約15kg | 0.7kW(50Hz)、 0.8kW(60Hz) | 弱・強 | ノンドレン | 50dB |
スポットクーラー リモコン付 工事不要 | 幅31×奥行き32×高さ63.5 | 約20kg | 0.65kW(50Hz)、 0.75kW(60Hz) | 冷房・除湿・送風 | ノンドレン | 不明 |
ナヴィック(NAVIC) CLESEED(クレシード) | 幅37.5×奥行き28.5×高さ50 | 13.2kg | 0.8kW | 冷房・除湿・加湿・空気浄化・送風 | ドレンタンク2.6L | 不明 |
しっかりしたものから、小型のものまであります。どれが最適な4つのスペックで比較してみます。
それでは見ていきましょう
スペック1 おすすめの持ち運びができるスポットクーラーの重量比較
スポットクーラーの比較ポイントの1つ目は本体の重量(重さ)です。設置や移動するときに一人で移動できるのか、2人以上必要なのかを確認しておかないと、移動できなかったり、設置するのが難しいことがあります。
それでは、重量別に見ていきましょう。
一人で持てる重量ってどれくらい?
一人で持てる重さの基準はどれくらいなのでしょうか?
労働省によると
イ :満18歳以上の男子労働者が人力のみにより取り扱う重量は、55kg以下にすること。また、当該男子労働者が、常時、人力のみにより取り扱う場合の重量は、当該労働者の体重のおおむね40%以下となるように努めること。
ロ:イの重量を超える重量物を取り扱わせる場合には、2人以上に行わせるように努め、この場合、各々の労働者に重量が均一にかかるようにすること
「職場における腰痛予防対策指針」より満18歳以上 の女子労働者では、さらに男性が取り扱うことのできる重量の60%位までとすること
・男性は体重の40%
・女性は男性が持てる重量の60%
厚労省によると、男性と女性の平均体重は
男性 64.0kg
女性 52.7kg
となっています。
この場合、持てる重量は
男性 64kgの40%なので、24.8kg
女性 52.7kgの40%の60%なので、12.6kg
この重さになります。
おすすめのスポットクーラーを20kg以上と20kg未満に分けて見てみましょう
20kg以上の重量のスポットクーラー
20kg以上の重量のスポットクーラーはこちらになります。
プロイル スポットクーラー 廃熱ダクト付き
トヨトミ スポットエアコン
スポットクーラー リモコン付 工事不要
7つの内4つは20kg以上のものなので、女性一人では移動するのが難しいでしょう。そのため、購入する場合は、60kg以上の男性がいたほうが良いです
20kg未満の重量のスポットクーラー
では、20kg未満の重量のスポットクーラーを見てみましょう
タンスのゲン スポットエアコン
CORONA(コロナ) 冷風・衣類乾燥除湿機 「どこでもクーラー」
ナヴィック(NAVIC) CLESEED(クレシード)
スペック2おすすめの持ち運びができるスポットクーラーの冷却能力の比較
スポットクーラーの冷却能力はkWの値で表示されています。一般的に家庭用は0.7~2kW、業務量は2.5kW~とされています。
kWと部屋の大きさはこの様になっています。
kW | 部屋の広さ(坪) | 部屋の広さ(畳) | 部屋の広さ(平方メートル) |
---|---|---|---|
1.8~2.0kW | 1.5~2坪 | 3~4畳 | 4.5~6㎡ |
2.2kw | 3坪 | 6畳 | 10㎡ |
2.5kw | 4坪 | 8畳 | 12㎡ |
1.8kWより小さいと、部屋の大きさは1畳くらいが最適だと思います。
冷却能力が大きい順に比較してみます
おすすめのスポットクーラーの中で冷却能力が2.0kW以上
おすすめのスポットクーラーの中で冷却能力が2.0kW以上のものはこちらになります。
プロイル スポットクーラー 廃熱ダクト付き
ナカトミ(NAKATOMI) 移動式エアコン
トヨトミ スポットエアコン
以上の3つは2.0kW以上あるので、6畳の部屋など大きなところでもエアコンの代わりに使うことができます。
おすすめのスポットクーラーの中で冷却能力が2.0kW未満
冷却能力が2.0kW未満のものはこちらです。
ナヴィック(NAVIC) CLESEED(クレシード)
タンスのゲン スポットエアコン
スポットクーラー リモコン付 工事不要
CORONA(コロナ) 冷風・衣類乾燥除湿機 「どこでもクーラー」
以上の4つの内3つが2.0kW未満のスポットクーラーです。CORONA(コロナ) 冷風・衣類乾燥除湿機 「どこでもクーラー」
台所やトイレを涼しくしたい、とかエアコンを使えないところでちょっとだけ涼みたいとかには、有効でしょうね。
スペック3おすすめの持ち運びができるスポットクーラーの冷房機能
通常のエアコンには、冷房以外に送風や除湿、暖房などの機能がついています。スポットクーラーも冷房以外の機能がついているものがあります。機能によって使えるシーンが増えます。それぞれ見ていきましょう
冷房機能のみのスポットクーラー
タンスのゲン スポットエアコン
冷房・送風機能のあるスポットクーラー
プロイル スポットクーラー 廃熱ダクト付き
冷房・送風・除湿機能が使えるスポットクーラー
冷房、送風、除湿の機能がついているスポットクーラーはこちらです
こちらの3つは、冷房、送風、除湿の機能がついているスポットクーラーです。暑い夏場には活躍してくれそうな機能がついていますね。
冷房、送風、除湿以外の機能がついているスポットクーラー
上の機能に加えて、特別な機能がついているスポットクーラーがあります。
それがこちら
CORONA(コロナ) 冷風・衣類乾燥除湿機 「どこでもクーラー」
CORONA(コロナ) 冷風・衣類乾燥除湿機 「どこでもクーラー」
ナヴィック(NAVIC) CLESEED(クレシード)
スペック4おすすめの持ち運びができるスポットクーラーの排水方法
スポットクーラーには、排水が必要なものと排水が必要ないものがあります。排水があるかどうかの表記はノンドレンやドレンタンクと記載されています。
ドレンタンク5Lとある場合、排水はドレンタンクに溜まります。いっぱいになったら捨てる必要があるので、手間がかかります。
ノンドレンとあるものは、排熱と一緒に排水を出すので、本体自体には溜まらない構造になっています。それぞれ見ていきましょう。
ノンドレン(排水がない)タイプのスポットクーラー
こちらの4つはノンドレンタイプで熱と一緒に排水を出します。そのため本体に水が溜まらない構造になっています。
ドレンタンクタイプのスポットクーラー
プロイル スポットクーラー 廃熱ダクト付き
CORONA(コロナ) 冷風・衣類乾燥除湿機 「どこでもクーラー」
ナヴィック(NAVIC) CLESEED(クレシード)
ドレンタンクタイプは排水がタンクに溜まっていくので、その都度、排水を捨てることが必要です。ドレンタンクに排水がいっぱいになると、動作が止まることがあるので、動かないときはドレンタンクを確認してください。
4つの観点でおすすめのスポットクーラー7選を比較しました。では、スポットクーラーのメリット、デメリットはどのようなものがあるのか、見ていきましょう。
スポットクーラーの3つのデメリット
まずは、スポットクーラーのデメリットから見ていきましょう。
デメリットは
・ノンドレンタイプでもタンクに水が溜まる
・部屋全体を涼しくするのは難しい
それぞれ見ていきます
排熱をする機材が必要
スポットクーラーは、冷房と排熱するところ(エアコンで言う室外機)が一体となっているため、コンパクトで移動しやすい形になっています。そのため、排熱を適切に行わないと、熱がこもって逆に暑くなる場合があります。
排熱を適切にするためには、排熱用のダクトをスポットクーラーの本体から伸ばして、窓の外に排熱する必要があります。
そのため、エアコンを設置できない部屋に置くことができます。逆に、排熱をしっかりとすれば、涼しくなります。
ノンドレンタイプでも水が溜まる時がある
スポットクーラーのノンドレンタイプは、本体に水が溜まらない構造になっています。ただ、ある条件下では、水が溜まるようになります。
それは、湿度が高いところで、動かすことです。湿度が高いと蒸発が追いつかず排水が溜まるときがあります。ノンドレンタイプの排水の仕方は、それぞれ違います。
紹介している7つの中で、ノンドレンタイプでもタンクがあるものは
こちらの2つです。
そして、ノンドレンタイプで排水するとき、本体を傾ける必要があるのは
こちらです。
そのため、ノンドレンタイプでも水が溜まることを知っておかないと、排水の処理が大変になります
部屋全体を涼しくするのは難しい
スポットクーラーは通常のエアコンと違うところは、風があたっているときは涼しいが、部屋全体を涼しくするのは難しいということです。
それは、スポットクーラー自体が熱を持っているので、冷やしていると同時に熱くなっています。そのため、風の当たるところは涼しいけど、それ以外は暑いということにもなります。
次はスポットクーラーのメリットを紹介します。
スポットクーラーの3つのメリット
スポットクーラーを使うメリットはこちらです。
・工事が不要
・移動がカンタン
それぞれ、見ていきましょう
エアコンがつけれないところに設置できる
スポットクーラーのメリットの一つが、エアコンが付けれない場所に設置することができます。例えば、脱衣所やトイレ、エアコンを付けたくないと言っている人の部屋にもつけることができます。
本体がコンパクトのため、排熱処理さえできれば、設置場所は問いません。また、室外でも使えるものがあるので、工場やガレージ、キャンプなどでも使うことができます。
移動式のエアコンですね
スポットクーラーは工事が不要
スポットクーラーはエアコンと違い、設置するときに工事は不要です。エアコンは素人が設置すると冷房が効かなかったりしますね。スポットクーラーはそのようなことがないので、安心して取り付けることができます。
窓に設置するパネルはついてくるので、ご自身でつけることができます
スポットクーラーの移動はカンタン
スポットクーラーには、キャスターがついているものがあります。
本体の重量が重いものもありますが、キャスターがあるので、移動するのはカンタンです。
まさに移動するエアコンですね。
【まとめ】おすすめの持ち運びができるスポットクーラー7選
おすすめのスポットクーラー7選とスポットクーラーのメリット、デメリットを紹介しました。それぞれの生活シーンで最適なものを選びました。
エアコンは付けれないけど、涼しくしたいときはスポットクーラーという選択も良いと思います。
もっとコンパクトなものを探している方は、パーソナルクーラーという選択肢もあります。
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