ゲーム中毒になりやすい人の特徴

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プロゲーマーやeスポーツで注目されていますが、気になるのがゲーム中毒(依存症)。小さいころからゲームをしていると、ゲーム中毒になってしまうのでは、と心配する方もいると思います。先日WHOもゲーム中毒を病気として認定し、その症状を定義しました。

ゲーム中毒の症状とゲーム中毒になりやすい人の特長をまとめてみました。

ゲーム中毒の症状

では、WHOが正式に合意したゲーム中毒(依存症)とはどのように定義されたのか見てみます。

ゲーム中毒(依存症)は

1.ゲームをする時間や頻度の制御不可
2.日常生活の何よりもゲームを最優先
3.問題のある結果が生じているにもかかわらず、ゲーム依存症状が継続・重篤化

このような症状により、「個人的、家庭的、社会的、学業的、職業的または他の重要な分野において著しい障害をもたらす」状態が一定期間(基本は12ヶ月間)継続することで認定される、治療が必要とされる病状、とされています。

WHO「ゲーム障害」含む国際疾病分類第11版を正式合意―業界団体は再検討求める | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト
世界保健機関(WHO)は、スイスのジュネーブで実施された総会において、先日より分類・認定プロセスの進んでいた「ゲーム障害」を含む、「国際疾病分類」の第11版の内容について正式に合意しました。

 

よく言われるゲームは1日1回1時間というルールを決めている家庭が多いと思います。ゲームは刺激が強いので、何もしなければずっとゲームをし続けるようになります。

そうすると学校の勉強に支障をきたすようになるので、このようなルールを設けていると思います。

この症状はこのようなルールを設定したとしても、すぐにルールを破ってしまうことや1回だけでは飽き足らず、何度もしてしまうことです。

ひどくなると衣食住よりもゲームになる場合もあります。

こうなってくるとゲームをしたくてたまらなくなり、ゲームをするために暴力的になったり、反抗的になったりするようになります。

WHOでは12か月症状がつづくととありますが、場合によってはより短い期間で認定されることもあります。特に子供の場合は。

 

では、なぜゲーム中毒になるのでしょうか?

また、ゲーム中毒にならない人ととの違いとはどのようなことが挙げられるのでしょうか?

 

ゲーム中毒になる人の特徴

では、ゲーム中毒になりやすい人はどのような特徴があるのでしょうか?

いろいろと調べてみるとある共通点が出てきました。

1.現実逃避

学校や家庭での生活でうまくいかない時、ゲームをするととても達成感を感じてすっきりすることがあります。その時だけならよいのですが、これを続けてしまうと、ゲームにはまってしまうようになります。

現実から目を背けて、すぐに結果が出る方向、ゲームに逃げてしまうことが癖になると、それをずっと繰り返してしまいます。

そうすることで、ゲームがあればよいとか、ゲームだけがわかってくれるというようなことになります。

また、オンラインゲームではほかのプレイヤーと交流することができます。チームを組みメンバーから褒められたり感謝されたりすると、それに刺激されもっとチームのために頑張るということで、ゲームにはまり込むこともあります。

チームのために頑張ることやスキルを上げることはいいのですが、節度を越えてのめりこんでしまうと、体を壊してしまうことにもなります。

これはゲームに限らずほかのスポーツでも同じことですね。

 

2.家庭環境に問題がある


1と似ていますが、家庭に居場所がないことが原因でゲームに走る傾向があるようです。両親の仲が悪いとか、いつも注意される、何もしてないのに怒られるなど、居場所がないと感じてしまうと、家にいても安らぐ環境がなくなります。

この時に友達がいればいいのですが、あまり良い関係を築くことができていないとゲームやほかのものに走ったりしてしまいます。

特にオンラインゲームの場合、ゲームの結果が良ければチームから必要とされ、自分の居場所はここだと錯覚してしまい、ゲームにはまり込むことにつながります。

これもその時だけならよいのですが、ずっと入ってしまうと習慣化されてしまい、なかなか抜け出すことができなくなります。

 

3.友達に嫌われたくない


ここでは、友達との関係が良い場合です。友達とゲームで競い合うと、どうしてももっとよいキャラクターが欲しいとか、難しいステージをクリアしたいなど、先に行きたい欲求でゲームにのめりこんでしまうことがあります。

節度を守ればよいのですが、ちょっとだけといいつつも長い時間ゲームに取り組むことを繰り返していくうちにゲーム中毒になるケースです。

 

このようにゲーム中毒になる人は上記の3つに分かれると思います。

 

ゲームをしていても中毒にならない人は?

一方、ゲームをしていても中毒にならない人もいます。その人たちはなぜゲーム中毒にならないで、ゲームとうまく付き合うことができているのでしょうか?

東大に入学した人でもゲームにはまっている方もいます。ちなみにプロゲーマーのときど氏も東大生でした。

ゲーム毎日8時間、東大も攻略 プロゲーマーときどさん:朝日新聞デジタル
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またゲームが勉強の役に立ったと松丸亮吾氏も言っています。

ゲームが勉強に役立ったと話す東大生・松丸亮吾が「これはダメ」というゲームとは? | AERA with Kids+
日本に「謎解きブーム」を巻き起こし、テレビでもおなじみの東大生・松丸亮吾さん。小学生のころからゲームが大好きだったといいます。『AERA with Kids春号』(朝日新聞出版)では、松丸亮吾さん…

 

いろいろな人の情報を見ると、子どもが納得する形でゲームを付き合っているかどうかということだと思います。

 

ゲームは1日1時間は、子どもは納得していない

ゲームは1日1時間と決める方もいると思います。決め方としては、ほぼ親のほうが一方的に決めるということが多いと思います。

そうすると、子どもとしては納得していなくてもそのルールの中で生活することになります。なので、不満がたまり、ルールを守ることができなくなることにつながります。

ルールが守れなくなると、親はることしかできなくなりますね。そうすると、家庭に居場所がなくなり部屋に引きこもったり、外出が多くなったりしてしまう傾向にあるでしょう。

なので、子どもが納得する形でルールを決めるとよいです。

 

ルールは子どもと作る

子どもが納得する形といいましたが、子どもが自由に決めるということではありません。

自由に決めてしまうと、とんでもない結果になることにもなりますね。なので、親としては人生の先輩としてアドバイスを伝えたり、これはやってほしいということを伝え、そのうえで子どもに考えてもらう。

もし、子どもが決められなかったときは、親が確認を取って決めるとよいでしょう。

子どもが自分で決めると意外と守るものです。守らなかった場合も、子ども自身は気づいているので、少しの声掛けで守るようになります。

 

日ごろからゲームと正しく付き合うことが必要

ある家庭の子どもの話を聞いたことがあります。その子はいつもゲームをしていて、親が注意してもやめることはありませんでした。

そこで、親御さんはゲームをしている子供に関心を持つように話しかけたり、一緒にゲームを見たりしていました。そうすると、子どもは満足したのか、ゲームをやめ勉強をするようになったそうです。

ゲームは娯楽に分けられているため、楽しむ分にはよいでしょう。しかし、いったんゲームにはまってしまうと、なかなか抜け出すことができません。

今後、ゲームはなくなりはしないので、ゲームと正しく付き合うことが必要です。ゲームの種類や内容を決めたり、生活の中でどのようにゲームと付き合うのか。親が提案する形で話をしてもよいと思います。

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