eスポーツに注目が集まるにつれて気になってくるのが、プロゲーマーの男女比ですね。eスポーツの大会に行くと選手として出ているのはほとんどが男性。女性の姿はあまり見かけない大会もあります。
女性がプロゲーマーに少ない理由と女性はプロゲーマーとして活躍できるのかを見てみましょう
eスポーツの観客の3割は女性
eスポーツは世界的には盛り上がりを見せています。前回の記事でも紹介しましたが、市場調査企業のInterpretによると2018年の第4四半期でeスポーツの観客の3割は女性であるというデータが出ました。
また、ゲームタイトル別の男女の割合のデータも出ています。
このデータを見るとPCゲームの代表的な「Dota 2」「Counter-Strike: Global Offensive」「リーグ・オブ・レジェンド」では女性の割合は少ないですが、モバイル向けのカジュアルゲーム「Cookie JAM」「Candy Crush Friends Saga」では女性の割合が多くなっています。
また、モバイルeスポーツのプラットフォームのSkillzの大会では、上位10人中7人が女性という結果になったという発表もありました。
PC向けのコンシューマーゲームのeスポーツは市場として出来上がっていて、今も盛り上がっていますが、これからはモバイル向けのカジュアルゲームのeスポーツ大会が増えてくることが予想されます。
そうすると、女性が大半プレイしているゲームも出てくると思うので、女性プレイヤーが今後増えてくることが予想されます。
ちなみに2019年に開催されるカジュアルゲームのeスポーツの大会はこちらです
まだ、国内ではカジュアルゲームのeスポーツは少ないですが、今後増えてくるでしょう
女性でもプロゲーマーになれる
カジュアルゲーム特にパズル系のゲームのeスポーツ化が増えてくると女性のプロゲーマーも増えてくるでしょう。ただ、現状の主なeスポーツ大会は以下のようなFPSや戦略系、格闘系のゲームが多いです。
これらのゲームでは男性のほうが優位になるため、女性のプレイヤーは少ないのが現状です。女性受けするゲームではないということと、女性が得意なゲームではないことが考えられます。
上記以外で女性が少ない理由はあるのでしょうか?
女性のプロゲーマーが少ない4つの理由
1.反応速度の違い
男性の目と女性の目の構造上の違いということになります。金沢大学の研究によると、色の刺激や色が動くという刺激は両方とも男性のほうが反応速度が速いという結果になりました。
また、女性は形の反応速度が速いことがわかりました。
この結果から、世界的に主要なeスポーツは、格闘系やFPSは動きの反応の差が勝負の分かれ目になるので、これらのeスポーツでは男性優位になるのでしょう。
では、形という観点からいうとパズル系がすぐに浮かびます。市場調査企業のInterpretでもカジュアルゲームのほうが女性プレイヤーが多いというデータから見ると、そのようなゲームは女性が得意だという傾向があります。
2.社会環境の違い
社会環境、それは縄文時代までさかのぼります。縄文時代では、男性の役割は狩りで獲物をとってくる。女性は村の近くで木の実などの採取していました。
男性は動く獲物を瞬間でとらえるという動体視力が鍛えられているため、動くものを見る能力にたけています。女性は採取なので、色の違いを見分けるという能力にたけています。
はるか昔の社会環境での違いにより、男女差が生まれeスポーツでも同様の差になっています。
3.社会的な影響
考えてみてください。自分の息子がプロゲーマーになるといったとすると、応援する親は少なからずいる妥当と思われると思います。
では、自分の娘がプロゲーマーになるといったとするとどうでしょう。応援する親はほぼいないと思われます。このような家庭環境の違いにより、女性のプロゲーマーが少ないのではないでしょうか?
4.男性脳、女性脳の違い
男性脳、女性脳ということ聞いたことはありますか?男性らしさ、女性らしさの基本となる考え方です。
『話を聞かない男、地図が読めない女一男脳・女脳が「謎」を解く』著:アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ 翻訳:藤井 留美
こちらの本によると男女の違いは以下の通りです。
1.男性脳は地図を読むのが得意
2.女性脳は料理をしながら電話ができたりとマルチタスク
3.男性脳は、他人に道案内が得意
4.男性脳は映画をみたあとで、セリフをおもいだす
5.女性脳は、人と仲良くする方法を見つけるのが得意
男性脳は論理的で分析に優れ、几帳面でものごとを整然と処理するタイプ、女性脳はマルチタスクで、創造性、芸術性が豊かな反面、直感や感覚でものごとを判断するタイプとなります。
男性は論理的で分析に優れているため、戦略系や格闘系のゲームには強いことがわかります。逆に女性はなかなかその分野で勝つことは難しいでしょう。
このように、現状主要なeスポーツはそもそも女性向けには作られていないため、女性プレイヤーが少ないのでしょう。
まとめ プロゲーマーになるには、どの分野でプロになるかが重要
女性でも男性でも、プロゲーマーになるには、どの分野でプロゲーマーになるのかが重要です。
上記でも何度も書きましたら、女性のプレイヤーが多いゲームはパズル系などのカジュアルゲームです。なので、この分野でのeスポーツ大会が増えれば、女性のプロゲーマーも増えてくるでしょう。
また、プロゲーマーというのはゲームのプレイヤーだけではなく、ゲームの実況でもプロゲーマーとして活躍しているので、その分野でプロゲーマーを目指すということでもよいでしょう。
プロゲーマーになるには、人気のゲームよりも自分に適する分野を選び、挑戦することが必要です。
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