プロゲーマーとは
プロゲーマーはゲーム会社などがスポンサーとなって生活基盤を保証した上で活動したり、海外の大会への遠征費やパーツ(ビデオカード、ヘッドセット、マウス、マウスパッドなど)の提供を受けて活動する者もいる。
日本国内で、スポンサーがつくようになったのは2018年から。KDDIやクレディセゾン、大塚商会などゲーム会社ではないナショナルクライアントがスポンサーとしてプロゲーマーチーム「DetonatioN Gaming」に追加ことがあるようです。
また、ゲームのエバンジェリスト(伝道師)の役割も持ち合わせているため、ゲームの大会に出場する以外に、プレイしているゲームのプレイヤーを増やす活動も含まれているといわれています。
プロゲーマーになると年間で億単位の金額を稼ぐことができるといわれています。ではプロゲーマーになる方法はどのようなものがあるのでしょうか?
プロゲーマーになるための5つの方法
プロゲーマーは2つのパターンがあります。ゲームで勝ち上がっていくプロゲーマーとYoutuberでゲームを紹介するエンターテイナーです。
プロゲーマーはプロということなので、スポンサーがついているかどうかだけです。なので、どんなにゲームがすきでも、ゲームがうまくてもスポンサーの目に留まることがなければ、プロとしての活動は難しくなります。
ではプロゲーマーになるための方法は
1.eSports化されたゲームで強豪または有名になる
2.ゲームのスキルを上げる
3.スポンサーの営業をする
4.国内外大会で好成績を収める
5.専門学校に通う
1.eSports化されたゲームで強豪または有名になる
プロゲーマーになるためには、どのゲームでもよいわけではありません。すでにeSprots化されているゲームを選び勝ち続けたり、Youtuberとしてゲームを広めたりすることで、スポンサーがつくことがあるようです。
なので、やりたいゲームでプロゲーマーになれるかどうかが決まってきます。
eSports化されたゲームはこちらになります。
格闘ゲーム(EVO2018公式タイトル)
『鉄拳7』
『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』
『ストリートファイターV アーケードエディション』
『GUILTY GEAR Xrd REV 2』
『Injustice 2』
『ドラゴンボールファイターズ』
『ブレイブルー クロスタッグバトル』
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』
その他
League of Legends
マリオカート
ぷよぷよ
クラッシュ・オブ・クラン
クラッシュ・ロワイヤル
ウイニングイレブン
CoD:WW2
パズドラ
モンスターストライク
Dota2
オーバーウォッチ
シャドウバース
ポッ拳 など
例外はありますが、上記のゲームがeSports化されているゲームです。
上記以外のゲームでプロゲーマーになるには、エンターテイナーとしてのプロゲーマーを目指すことが良いでしょう。Youtuberとしてゲームを広め、ゲームで好成績を収める。その結果を持ってゲーム運営会社に売り込むこともつながると思います。
2.ゲームのスキルを上げる
ゲームの好成績を収めるために、ゲームのスキルを上げることは必須になります。今までは、楽しむためにゲームをしていたのが、大会で勝つためにゲームの練習をすることになります。
練習を通してスキルを上げることやキャラクターの癖、ゲームバランス、コントローラーの反応速度などゲームにかかわるものはすべて分析して、プレイに反映させることが必要です。
3.スポンサーの営業をする
プロゲーマーになるためには、大会で優勝して、スカウトされることもあります。それ以外では自分の成績をアピールして企業に売り込むことで、スポンサーを獲得することができます。
こちらはスマブラの勝利履歴の例です。
プロゲーマーになるための営業は、eSportsチームに売り込むか、企業に売り込むかのどちらかです。
チームに一員になれば、ほかのメンバーと同等の報酬やサポートを受けることができ、同じゲームならスキルの向上もできるでしょう。
企業に売り込む場合、eSportsのスポンサーは国内より、海外のほうが多いので英語でのアピールが必要です。
4.国内外大会で好成績を収める
個人でもチームでもいいのですが、eSportsの大会で好成績を収めることが重要です。大会で優勝したり、好成績を収めたりしていれば、企業からスポンサー契約の話が出てくるようになります。
昨年、国内ではパズドラやモンストがプロライセンスを発行して、スマホゲームのプロゲーマーが生まれたことで盛り上がりました。
コンシューマーゲーム以外に、スマホゲームでもプロゲーマーになれる可能性がありますね。
5.専門学校に通う
プロゲーマーになるイメージがわかない人はeSportsの専門学校に通うことも一つの方法です。
このような専門学校はできています。eSportsの大会で好成績を収めている学校はあります。ただ、プロゲーマーが誕生したということは、出てきていないので、これから注目していく必要がありますね。
ゲームが強いだけではだめ
プロゲーマー=ゲームが強いだけ という認識でいるとプロゲーマーになることはできません。
プロゲーマーのウメハラ氏が東京アニメ・声優専門学校の特別講座で講演したときに以下のように言っていました。
「プロゲーマーになりたいからと言って,ゲームだけを続ければ良いというのは,絶対に違う」と一刀両断。どんなにゲームがうまくても,人格的に問題があれば仕事の幅は狭まるし,勝つための攻略情報を収集するうえで不利になる――プロとしてやっていくなら,何よりも人間性が大事なのだと答えていた。
プロとしてやっていくなら、人間性が大事ということです。ゲームということになると、強さだけと思われがちですが、ほかのプロスポーツを見ても、実力以上に人間性が問われることが多くあります。
プロゲーマーもチームとして行動するときがあるので、プロとしての自覚を持つことが必要ですね。
プロゲーマーになってからの生活
好きなゲームを毎日できるというのは幸せかもしれませんね。ただ、プロとなった以上結果を求められるシビアな世界に足を踏み入れることになります。
このことはほかのプロスポーツでも同じことが言えます。野球でもサッカーでも、最近は水泳や陸上でもプロ選手が出てきています。同じように結果がでない、大会で優勝することができなくなれば、スポンサー契約は打ち切られてしまうので、ゲームで遊ぶからゲームで勝つことを要求される生活になります。
また、ゲームの大会は海外がほとんどなので、渡航することが多くなります。そのため、体力はあったほうが良いです。一日中ゲームをしていると、動かないこともあります。それだと、海外に行ったときに体力が持たなくて、敗退することもあるので、体力や体調管理はしっかりしていることが求められます。
ゲームでは勝つことが要求されるため、ゲームのスキルを上げること、使うキャラクターの癖やゲームバランス、ゲームの反応など、ゲームを楽しくプレイしていた時は考えもしなかったことに頭を使うことになります。トッププレイヤーになると運以上に実力が必要となるため、ゲームのことを考えない日はなくなるでしょう。
プロゲーマーになったとの生活についての動画がありましたので、こちらもご覧ください。
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eSportsが盛り上がるかどうかは、プロゲーマーにかかっている
Esports / a.canvas.of.light
昨年よりeSportsに注目が集まり、国内でも高額の賞金を懸けた大会がいくつか開催されました。
ただ、ほかでは大会は開催できるものの、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営法)や、各地の条例(青少年保護育成条例など)により、賞金を懸けた大会を開催することはできません。なので、日本国内では限られた大会だけになり、ほとんどの大会が海外で開催されています。
海外だけになると、日本国内ではなかなか盛り上がらないです。
もう一つ、盛り上がらない原因としては、日本人のゲームに対する見方、価値観です。
ゲーム自体は昔から、それこそ縄文時代から生活の中に入ってきています。その時は娯楽としてのゲームです。そして、ゲームばかりしても何の役にも立たないという認識があり、ゲームで生活するなんてもってのほか、と考えている人が日本国内のトップにいるので、なかなか広がりは難しいでしょう。
ゲームに対する偏見もそうですが、プロゲーマーに対しての偏見もあります。それこそ、人格的に問題があると思われがちですが、プロとして活躍している以上ほかのプロ選手と同じ意識でいることには変わりありません。
そのような環境を打開することができれば、日本国内でも盛り上がるのではないでしょうか。
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