黙食は仏教の教えで意味は「黙って食べる」だけじゃない?その真実とは?

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緊急事態宣言を受けてあるカレー店のPOPがバズりました

 

「黙食にご協力ください」

 

黙食のPOPが出た背景には、西村康稔経済再生担当相のランチも含めて外食は極めて控えてほしいという発言がきっかけです。

 

黙食という言葉は普段は使わない言葉ですよね。

パソコンで打ち込んでも一発で文字変換できませんでした。

 

調べてみると、黙食はもともと仏教の教えからきているということでした。

 

なので、この記事では

 

・POPを出したカレー店がどのような思いで作成したのか
・黙食の本当の意味とは
・黙食のメリット・デメリット

 

こちらの内容を紹介しようと思います。

 

黙食のPOPとは

黙食のPOPを掲載したのは福岡市南区にある「\博多スパイス/ マサラキッチン」

夫婦二人三脚で切り盛りしているカレー店です。

 

黙食は「もくしょく」と読むのですね。

 

POPを作ろうと思ったきっかけは、twitterでのユーザーの声から

 

自分はマスクや手洗いなど感染対策に気をつけてお店に行ったのに、隣の席の団体がマスクもせず、大声で喋っていて不安を感じた

 

投稿者は新型コロナウィルスに感染しないよう対策を講じているのに、ほかの人はまったく気にしていない。

このような光景を目にしてしまうと、なかなか飲食店で食事をするという行動が起きなくなりますよね。

 

そして、POPを作った思いは

 

・ちゃんとしているひとが、ちゃんとサービスを受けられるように
・飛沫感染を極限まで防止するため
・「黙って食え」をマイルドに伝えるために

 

この結果、黙食というPOPが誕生しました。

 

twitterに掲載したところ、ほかの店舗でも使用しているとか

 

マサラキッチンの店主も言っていましたが、黙食の元ネタは子供のころの給食指導で仏教からきているそうです。

 

では、黙食の仏教での意味とはどういうものなのでしょうか?

 

黙食の仏教での意味は祈り?

仏教では、黙食は「もくじき」と読むそうです。

 

では、仏教では食事についてはどのような教えがあるのでしょうか?

 

お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 准教授の頼住光子(よりずみみつこ)さんが第3回国際日本学コンソーシアムで発表した仏教における「食」とは、という発表にこのようにありました。

 

・食事は座禅や公安修行と同等の修行
・必要最低限のものを食べる、必要以上に食べない
・食事ができるまでの工程を思い瞑想して(祈りながら)食べる

 

このようにありました。仏教では食事も一つの修行であること、ゆえに黙食が一般的だったといわれています。

 

たしかに、僧侶の皆さんが修行中にペチャクチャ話しながら食べるというのは、想像しにくいですよね。

そして、瞑想してから食べるということなので、一つ一つのことに感謝して祈っていただくという姿勢が大切だということですね。

 

黙食とは、今に始まったことではなく、日本に古くから伝わっている食事のマナーの一つのことでした。

 

この黙食ですが、実は幼稚園や小学校でも取り入れられているそうです。

 

 

幼稚園や小学校でも黙食が取り入れられている

黙食を取り入れている幼稚園がありました。

 

仏教系のパドマ幼稚園というところです。2015年から始めています。

パドマ幼稚園では、黙食を通して次のような教育を目指しています。

 

・いのちを思う、おかげに感謝する
・尊いいのちをいただく畏れと敬い
・たくさんの方々、調理をしていただいた方への感謝
・食を分かち合う仲間(家族や同級生、同僚など)への共感

 

食べるという言葉だと感謝の思いは出てきませんが、「いただく」という言葉になると感謝する気持ちが出てきますね。

 

食事をするときに、いただきますというのは、日本だけの言葉なので、仏教の食事の教えが一部定着しているのでしょう。

 

小学校でも取り入れている

どこの学校はわかりませんが、小学校ではまた違った意味もあるようです。

 

黙食をする理由としては、給食の時間内に食べ終わらない子供がいるから、給食中は私語、一切禁止。

 

仏教の本来の意味とは違って、行動だけを実践しようとしているのでしょうか。

実際に給食の時間で食べれない子もいますね。

 

この記事を書いている私も幼稚園や小学校低学年は、時間内にお弁当や給食を食べきることができませんでした。食べるのが遅く、いつも残って最後まで食べていましたね。

 

給食が嫌いになるということはありませんでした。食べるのが遅いという理由でからかわれたことがないからでしょうか。

 

小学校での黙食は食べるのが遅い子に不利益がないようにするという目的もあるかもしれませんね。

 

黙食のメリット・デメリット

では、ニューノーマル時代にはやるかもしれない黙食のメリットやデメリットはどのようなものがあるのでしょうか?仏教的な意味も含めて考えてみましょう。

 

黙食の3つのメリット

ニューノーマル時代の黙食のメリットを考えてみたところ次の3つがあるのかと思います。

 

・食べる時間が短くなる
・飛沫感染を防ぐことができる
・会話と食事の時間を分けることができる

 

食べる時間が短くなる

黙食は文字通り、黙って食べるので食べる時間は短くなりますよね。いつもは1時間程度かかっていたけど、食べるだけなら10分で終わるとか。

 

二人以上で食事に行っても、黙って食べるなら一人で食事に行っているのと変わらないですから

 

なので、食べる時間と会話の時間が明確に分かれるというメリットはあるなと思いました。

 

飛沫感染を防ぐことができる

ニューノーマル時代に必要なことは、飛沫感染を防ぐということですね。食べながら話すと、つばなどが飛ぶことがあります。

 

新型コロナウィルスは飛沫で感染することがほとんどのため、飛沫が飛ばなければ感染しません。そのため、黙食は飛沫感染を防ぐ一つの手段になります。

 

食べるときはしゃべらない、食べた後でマスクをしてからしゃべることで、対策できますね。

会話と食事の時間を分けることができる

食べる時間が短くなるというところでも書きましたが、食事と会話の時間を分けることができますね。なので、食べ終わってから会話をすることがお互いの安心にもなるかなと思います。

 

特に男性は一つのことしかできないタイプが多いので、食べながら話すというのは難しいかもしれません。

 

では、黙食のデメリットはどんなものがあるのでしょうか?

 

黙食の意外な3つのデメリット

ニューノーマル時代に必要な黙食ですが、どんなデメリットがあるのでしょうか?

考えられるものを上げてみました。

 

・食事が楽しくない
・早く食べろという謎のプレッシャーがある
・緊張して食べれない

 

一つずつ見ていきましょう

食事が楽しくない

食べながら話すということが好きな方からすると、食事が楽しくないというイメージになるかもしれませんね。

 

特に黙食を取り入れている小学校の子供に聞くと、黙食を実施している給食の時間は楽しくないという意見が多いそうです。

 

食べるというのは生きるための手段ですが、食事を楽しみにするのは食材もそうですが、誰と何を話すかということも楽しみになるのではないでしょうか。

 

なので、黙食を強制すると食事は楽しくなるなと思います。

早く食べろという謎のプレッシャーがある

黙って食べるから早く食べれるはずという謎のプレッシャーがあるような気がします。特に二人以上で食事に行くと、早く食べないと会話に混ざることができないということもありそうですね。

 

なので、黙食=早食いというようなイメージが付くかもしれません。

 

だれからのプレッシャーなのかは全く想像つきませんが、食べるのが遅い方からすると、早く食べろという無言のメッセージがあるような感覚を受けるかもしれませんね。

緊張して食べれない

小学校の黙食で問題になっているのが、給食の時間に食が進まないということです。黙って静かな環境で食べるとかえって緊張してしまい食べることができないという子供が増えているそうです。

 

黙食の黙って食べるという行動のみを指導すると、なかなか思うようにいかない場合もありますね。

ただ、学校の決められた時間内で給食を終える必要があるので仕方ないかもしれません。

 

まとめ

今回は黙食の仏教での意味や黙食のメリット・デメリットなどを紹介しました。

 

黙食はニューノーマル時代に必要な考え方だと思います。ただ、黙食を強制するというのは違うと思います。どのように行動するのが良いのかを、TPOに合わせて考えて実行することが、これからより求められる時代だと思いました。

 

お店で食べるときは黙食を実践してみようと思います。

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